5月の終わりに、FMラジオでおなじみのブッチさんの舞台を見に行ってきた。
「月のしらべと陽のひびき」というので、もともとはラジオドラマだったそう。(詳しくは、関係者の書かれたブログを見ると面白いかも)

そんで、その帰りに食事に行ったところが最高だったので(また食べものネタかい!)ちょっと言いたい。今更ながら言いたい。

場所は、福岡市中央区舞鶴の路地裏。
小さなスナックとか小料理屋みたいなのが並んでる一角。
昭和時代に一杯飲み屋をやっていた店をほぼそのまま使ってるような感じ。つめれば6人くらい座れる位のL型カウンターと、寄り添えば4人座れるテーブルが一つ。
店内の隅は、何やかやと月日がたつ内に増えたものがそのまま次々と上に重ねられたような雑多な感じ。
小さな冷蔵庫を入口の横においてて、飲み物とかがいるときは取りに来る。
手前に物があって全部は開かなそうなトイレは、開けるとタイル張りの和式で昭和風。
厨房なんてのはなくて、カウンターの中で、良くぞ料理が出来るなと驚くほど狭い。が、その分、カウンターに座ると手元が見れて面白そう。
周りの店からは、カラオケの声も聞こえる。
「路地裏の小さなフランス料理屋」なら数々あるだろうけど、こんな店はそうないんじゃないかな?場所的なもので言うなら、外国の屋台なんかを楽しめる人向きかも。
私は大好き。おもしろい。かしこまったところより面白い。もちろん連れてきたオヤビンもそう。アジアに行くとほとんど朝昼晩、歩道にせり出した店や屋台で、食べてるからね。だいたいわが家もそうだし・・・ 
フランス料理屋さんらしさと言えば、、壁につるされた黒板のメニューと、テーブル周りと、たった一人で働くシェフくらいか。
シェフは、きりりとした顔つきの若い男性。若いと言ってもその動きからどこかで修業されてきた高い経験値はみてとれる。黒のはんそでTシャツが、らしい。
カウンターのお客さんは常連のようで、パスタを食べてた。
材料があるなら何でも作ってくれるんだっと言ってた。

屋台とか、安いところは他にもあるかもしれない。
けど、それは対外、安いけど安っぽい。(それはそれで好き。)
でもココは違う。、飲み物一つとっても、美しいグラスにたっぷりの氷とレモンのくし切りが入って出てきた。
シェフの対応も、さばけていて嫌味もなく一流の対応だ。このギャップが面白い。

料理に関しては、妥協なし。
それ以外はいいじゃないか、その代り、料理はどこにも負けない。みたいな姿勢がはっきり見える。いいねぇ。
メニュー、皿、盛り付け、カラトリー・・・ 料理に関するものはどれも気合いが入ってる。
だから、写真だけ見たら、そんな店とは思えないはず。

一品目は、鯛のカルパッチョ。

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2品目は、パテ。きれい。いろんな食感がした。
味も深みががって美味しい。
今まで食べた、こんなのの中で、一番だった。
もう一回食べたい。

SH3E0042

次に鴨のリンゴソースと言うメイン的な一品を頼んだけど、撮り忘れた・・・それ程興奮して食べてしまった。見た目も味も良い。ボリュームもあるから、シェアして食べたらいいんじゃないかな。

で、何といっても安い。この味でこの値段は、安い。
この日は、2人で行って、アルコールなしのジンジャーエール2杯、と3品頼んで4600円だった。


いまだに、おいしかったなぁ、また行きたいなぁと思い出してる店。
信じて間違いないと分かったから、次行ったら、シェフにお任せしてお勧めを出してもらおう・・・とか、そんなことまで考えてる。。
知る人ぞ知る、あまり大ぜいには教えたくない、そんな店だけど、
次に行ったら、やっぱり語らずにはいられないと思う。

なので、何らはっきりした事が分からない内容のまま、
次回へ続く・・・ってことで。